磯部彰彦さんの上級ウェブアドバイザー認定式を行いました
上級ウェブアドバイザー資格審査を経て、磯部彰彦さんを新たに上級ウェブアドバイザーとして認定、2024年2月13日にオンライン認定式を行いました。今後のご活躍を期待しています!
磯部彰彦さんについて
以下、磯部さんの認定コメントをご紹介します。
上級ウェブアドバイザー認定を受けて
ようやくスタートラインに立てたと思っています。ただのテレビ局員ではなく、ウェブアドバイザーとしての資格をもつことはクライアントの安心感にもつながると思っています。
私たちにとって、この事業には大きく二つの意味があります。一つは自分たちの強みを活かし新しい市場に打ち出すイノベーション事業だということですが、もう一つはこの事業が地域貢献の軸になるということです。
クライアントの予算がテレビCMからウェブへ流れていくのはしかたないですが、問題なのはその内容。予算の大部分が、成果の出ないマーケティングやコンサルティングに割かれていることです。実際にクライアントからコンサルティング内容を見せていただくと、デジタルの知識に関する低さにつけ込んだような悪質なサービスもありました。
地元クライアントのもとには、アドバイザーやコンサルタントを称した企業からの売込みが非常に多く、悩まれている人ほど とりあえず話を聞いてみよう となります。クライアントからは「良さそうだからやってみたんだけど、やっぱりうまくいかなくて……どんどん頭の中の霧が濃くなっていったんだよね」という声もありました。集客はできてもコンバージョンしない。なぜだか理由が分からない。結局、何をやってももううまくいかない、という結論になってしまうと。
でもそれは戦略がないままマーケティングをし、広告しているからなんですよね。サイトの訪問数が増えても、内容が広告と合っていなければ当然です。集客だけが目的になれば本来伝えたかったことから、言葉はどんどんかけ離れ、メッセージまで変わってしまう。クライアントに戦略という考え方をお伝えすると「霧が晴れた」と、そういうことだったのかという様子でした。改めて戦略を一気通貫で伝えることの大切さがよく分かります。
適切なウェブ活用に取り組み地元企業の成果につなげるという地域貢献と、知識不足につけ込まれないよう地元企業をサポートするという地域貢献。その両面において私たちがこの事業を担う意味があると考えています。
戦略があり、そのうえで自社サイトを整えれば、広告メッセージが変わります。一気通貫したメッセージならテレビCMの効果が最大化される。CXDを考えたとき、テレビCMが合っている場合はテレビを使うこともあります。本業にも貢献できますし、クライアントにも貢献できるのは非常にうれしいです。
今後について
ここ数年、私たちテレビはもうウェブに負けていくだけなのかなと、社内の多くの人間が感じていたと思います。でも今は自分たちの強みをもってウェブに参戦できるんだということが分かり、そこを励みに感じている社員もいます。社内の士気も上がっています。当初は私一人での取り組みでしたが、ある程度成果を見せられたことで、社内でこの事業を広げていく土台づくりができてきたと感じています。だから今からがスタート。これからしっかりがんばっていきたいと思っています。