第6回 コンテンツ企画

コンテンツはウェブ制作の背骨です。戦略に基づいてコンテンツを定義しますが、コンテンツが増えるとその後の作業量も倍に増えます。
そのため、成果が出るコンテンツに絞り込んで作ることが重要です。 本講座では、下図5階層概念モデルの要件定義、コンテンツ要求部分を中心にご説明しています。

コンテンツの種類

コンテンツは下記大きく3つのカテゴリに分けられます。
  1. 戦略コンテンツ
  1. シナリオコンテンツ
  1. 信頼コンテンツ
 
順番にご説明していきます。
 

1.戦略コンテンツ

これだけは必ず伝えないといけないコンテンツを指します。
具体的には、AB3CのB(=ベネフィット)とA(=アドバンテージ)のことです。 ベネフィット:「お客様の求める価値(ベネフィット)はここににありますよ」 アドバンテージ:「競合と比較した時、自社が選ばれる理由はこれですよ」 と伝える必要があります。
これを戦略メッセージと表現しますが、この戦略メッセージをただサイトに記載しただけではなかなか伝わりません。だからこを、どのようなコンテンツにしたら伝わるかという戦略コンテンツを考える必要があります。
わけです。
 

2.シナリオコンテンツ

商品やサービスを購入するために必要な情報を与えるコンテンツです。主に以下の様なコンテンツが挙げられます。
  • 基礎知識(サイトを読んだり商品を理解したりする上で必要な知識)
  • ガイドコンテンツ(商品を選ぶためのアドバイス)
  • 詳細コンテンツ(商品・サービスの詳細)
 

基礎知識事例

衿型毎に、それぞれに基礎知識を掲載。
 
メンズバッグに関する基礎知識が豊富。失敗しないバッグの選び方や、バッグのマナーなど。
 

ガイドコンテンツ事例

一人暮らしの人が買うか、ファミリー世帯が買うかによって、おすすめの掃除機は異なる。その人のライフスタイルに合わせた掃除機を提案するにはガイドが必要。
 

3.信頼コンテンツ

このサイトは信頼できそうだな、というリアリティを出すためのコンテンツ。
  • お客様の声
  • CI
  • 会社概要
  • 沿革
  • 商品開発コンセプト
etc
 

信頼コンテンツ事例

現社長の価値観をヒアリングし文章にまとめた。
社長の「食」に対するこだわりをヒアリングし、文章への反映だけでなく、「朝食の提案」という新たなサービスの展開につながった。
 

受講後の宿題

  • 自社サイトのキャッチコピーを戦略メッセージに基づくものに変えてみよう。
  • 信頼コンテンツを作ってみよう。たとえば自分の価値観が伝わるメッセージ、お客様の声

講師

一般社団法人ウェブコンサルタント協会 代表理事
権 成俊

動画時間

94分(※倍速再生可能です。)

受講費用

会員無料

視聴可能期間

会員である限り視聴可能。