設立趣意

ネットの登場により、すべての商品、サービスがコモディティ化しています。この状況で、多くの中小企業はウェブで集客をしようとしていますが、それは小手先の解決策でしかありません。本当に必要なのは「選ばれる理由」をつくることです。すべての企業が商品、サービスから見直す必要があります。

私たちは、ウェブコンサルタントを育成し、企業が「選ばれる理由」を生み出す支援をします。さらにはウェブサイトを活用して、「選ばれる理由」を発信し、イノベーションに寄与します。

さらには、ローカルビジネスを中心とした小企業向けのウェブ活用を支援するウェブアドバイザーを育成します。この役割を担う人材として、女性在宅ワーカーを中心に育成することで、自由な働き方を提供します。

対症療法から根本治療へ

インターネットの登場により、社会は大きく変わりました。Google、Apple、Facebook、Amazonら、GAFA(ガーファ)と呼ばれる、ネットらしい新しいサービスが注目されています。ともすると、インターネットは大企業のためのツールであるかのように見えますが、そんなことはありません。むしろ、インターネットは中小企業にとってこそ価値あるツールです。そして、中小企業にとっての代表的なインターネット活用方法がコストパフォーマンスの高いウェブサイトです。

いまやウェブサイトは最大の消費者接点です。スマートフォンの登場により、消費行動が複雑になりました。一つの商品、サービスを購入するまでに、実店舗、テレビ、新聞、雑誌など、たくさんの接点で情報に触れ、その都度ウェブサイトも参照するというオムニチャネル消費が一般化しています。さらに今後は第五世代通信規格(5G)の普及が見込まれ、スマートフォンはウェブ参照のためのデバイスの主役ではなくなると予想されています。

そのような状況の中で、すべての業種、業界において、企業は検索エンジン上で競合と比較され、競争が激化しています。多くの企業が競争に勝ち抜くために、ウェブサイトに集客をしようと考えています。しかしながら、その対策は対症療法でしかありません。ウェブサイトにどんなに集客をしても、「選ばれる理由」の無い商品サービスは選ばれません。本質的な問題は「選ばれる理由」が無いことです。

競合と同じ商品、サービスを紹介しながら集客に力を入れても「選ばれる理由」にはなりません。その結果、価格競争に陥り、企業の存亡さえも危うくなっています。競争に勝ち抜くための最初の行動は、競合と異なるオンリーワンの価値を提供し、「選ばれる理由」を作り上げることです。

「選ばれる理由」は二つの条件を満たすことで成立します。一つ目は、消費者のニーズ/ウォンツを満たすこと。つまり、求める価値を的確に理解し、それを提供することです。二つ目は、同じようなニーズ/ウォンツを提供する競合他社と比較して、消費者から見て好ましいと思える明らかな違いがあることです。この二つが備わっており、消費者に伝われば、「選ばれる理由」があるということです。

ネット時代のイノベーションに成功した企業はみなオンリーワンの商品、サービスを作り上げています。大きな市場を求めない小企業にこそ、ネットはイノベーションのチャンスを提供しています。

ウェブサイト活用の
相談相手として

インターネットの登場により、全ての商品、サービスにオンリーワンの「選ばれる理由」が必要になりました。すべての産業において、競争のルールが変わったと言えます。新しいルールは業界によって異なり、新しいルールの理解はウェブをまたいだ消費行動の理解から始まります。そのため、中小企業の戦略立案にはウェブ専門家の視点が欠かせません。これを支援するのがウェブコンサルタントです。

ウェブコンサルタントとは、ウェブを使った集客やサイト制作という狭い分野の専門家ではありません。従来、中小企業はウェブ活用についてのアドバイスをウェブ制作会社、ウェブマーケティング会社に求めていました。しかしながら、ウェブ制作会社はウェブ制作という範囲での提案しかできませんし、ウェブマーケティングは集客を中心としたウェブマーケティングの範囲での提案しかできません。しかし、ウェブサイトはあくまでツールです。ウェブサイトで解決できる問題なのかどうかの見極めが先に必要です。本当のウェブ活用のためには、集客やサイト制作だけでなく、事業全体を見据えた、商品/サービス開発から一緒に検討する立場の専門家が必要なのです。ウェブありきの時代の消費行動を分析し、商品/サービスの企画から、ウェブサイト上でそれを伝えるまでの一貫したプロセスの企画、マネジメントを主導する立場、それがウェブコンサルタントなのです。

女性の新しい働き方
ウェブアドバイザー

従来は競争にさらされづらかった、飲食店や歯科、美容室、宿泊業などのローカルビジネスや、ニッチな市場でも、ネット上でたくさんの競合と比較されるようになりました。その中から選ばれるためには、従来の強みだけでは足りません。ウェブサイトを通して、もっと明確な違いを消費者に提示する必要があります。

ウェブサイトを制作する前に、消費者目線での比較分析や、自社の強みの掘り起こしから、消費者に伝えるべきメッセージを明らかにし、ウェブサイトに反映する必要があります。しかし、通常ウェブ制作会社はこのような機能を持ち合わせていませんし、飲食店、歯科、宿泊業などでは主流の紹介サイトはテンプレートで構成されているため、違いを反映しづらくなっています。このことが、「いくらウェブサイトを作っても成果につながらない」という状況を生んでいます。

大企業であれば、社内に専門性の高い担当者をおくか、専門家に相談することも可能ですが、解決が難しいのは小規模ローカルショップです。一般的なウェブ支出は3万円~5万円程度が主流で、この予算ではウェブコンサルタントへの依頼も難しいでしょう。本来ウェブサイトは小規模事業者にとってこそ効果的なツールでありながら、ウェブサイトの企画を担える存在がいないために、効果的な活用ができていないのです。そこで、私たちは、毎月3万円程度で、小規模事業者のウェブ活用を支援する専門家が必要だと考えました。それがウェブアドバイザーです。企業規模では扱いにくい規模の支援を、いま社会的な課題となっているパートタイム在宅ワーカーのための仕事として斡旋してゆきたいと考えています。

※ウェブアドバイザーにつきましては「女性の自由な働き方の新しい選択肢 ウェブアドバイザー(権成俊ブログ)」にて、さらに詳しくご説明しております。

業界の規範として

一方で、ウェブコンサルタントに対する不信感も問題になっています。ウェブコンサルタントには客観的な認定基準が無いため、知識不足、経験不足でありながら、ウェブコンサルタントを名乗り、成果を出せずにトラブルにつながっている事例が数多く報告されています。さらには、クライアントとの情報格差を利用して、自らの利益のみを追求しようとする姿勢のウェブコンサルティング会社についても問題視されています。

クライアントに成果をもたらすには、相当の知識、経験、行動力、そしてモラルが必要です。業界の自浄作用として、一定の基準を設けること、またそのノウハウを結集し、整理、共有して、業界全体の底上げにつなげる必要があります。

また、業界、および社会にとって問題となっているウェブ業界の企業やサービスの情報についても共有し、そのリスクを啓蒙することも必要です。

これらの業界、および社会問題の解決のため、私たちは、一般社団法人ウェブコンサルタント協会を設立します。

ミッション

私たちウェブコンサルタント協会は、中小企業のウェブ活用支援のため、数万人規模のウェブコンサルタントの育成をミッションとしています。
また、ウェブコンサルタント、ウェブアドバイザーという新しい仕事を、女性の自由な働き方として提案しています。

3つの輪